開催日や運用は年により変わる場合があるため、直前に公式発表をご確認ください。
「愛知といえば名古屋飯や城下町観光」というイメージを持つ方も多いですが、実は全国に誇れる神社祭りの宝庫でもあるんです。
はだか祭りの勇壮さ、火祭りの迫力、山車の美しさ…。
愛知県の祭りはとにかくバリエーション豊かで、どれも「現地でしか体験できない臨場感」があります。
観覧するだけでなく、写真を撮ったり屋台を楽しんだり、旅の一部として深く記憶に残る瞬間に出会えるはず。
それでは、愛知県のおすすめ祭りを一つずつご紹介します。
はだか祭り|国府宮で行われる天下の奇祭
稲沢市の尾張大國霊神社(国府宮)で行われる「はだか祭り」。
正式には「儺追神事(なおいしんじ)」と呼ばれ、千年以上の歴史を持つ天下の奇祭です。
見どころは、ふんどし姿の数千人の男たちが「なおい布」を求めて激しくぶつかり合う光景。
最後に選ばれた「神男」に触れると厄が祓われるとされ、多くの参拝客が熱気に包まれます。
冬の寒さを吹き飛ばすような勇壮さは圧巻。
安全に見学するなら高台や社殿の周囲から観覧するのがおすすめです。
開催日 | 毎年旧暦の正月13日 |
開催場所 | 愛知県の尾張大國霊神社(国府宮) |
アクセス | 名鉄本線「国府宮駅」北口から徒歩3分、またはJR東海道本線「稲沢駅」から徒歩15分 |
ご利益 | 厄除けと開運招福 |
露店・屋台 | 出店有 |
公式サイト | https://www.konomiya.or.jp/ |
鳥羽の火祭り|炎と松明が夜を焦がす勇壮な神事
西尾市の鳥羽神明社で行われる「鳥羽の火祭り」。
約1200年続くといわれ、国の重要無形民俗文化財にも指定されています。
見どころは高さ5メートルを超える「すずみ」と呼ばれる大松明。
裸男たちが火のついた松明に挑み、熾火をかき出す様子はまさに命がけの迫力です。
火の粉が舞う中で進む姿は非日常そのもの。
観客は距離を保ちながら、夜空を焦がす炎の壮大な光景を楽しめます。
開催日 | 毎年2月の第2日曜日 |
開催場所 | 愛知県西尾市鳥羽町の鳥羽神明社( |
アクセス | 名鉄蒲郡線「三河鳥羽駅」から徒歩10分 |
ご利益 | 厄払い、人間関係修復や恋愛成就 |
露店・屋台 | 無 |
公式サイト | https://www.katch.ne.jp/~toba-shinmeisha/ |
天下祭|徳川家ゆかりの格式高い行列
豊田市の松平東照宮で行われる「天下祭」。
徳川家康公の祖先を祀る神社の大祭で、江戸時代から続く由緒ある行事です。
見どころは、武者行列や神輿渡御など、格式高い行列の数々。
甲冑姿の武士や姫装束の女性が並ぶ姿は、時代絵巻を切り取ったような雰囲気です。
特に秋の紅葉と重なる時期には、色彩のコントラストが美しく写真映えも抜群。
歴史好きや家族連れに人気の祭りです。
開催日 | 毎年2月第2日曜日 |
開催場所 | 豊田市松平町赤原にある松平東照宮 |
アクセス | 名鉄三河線/豊田線「豊田市」駅より、とよたおいでんバス下山・豊田線大沼行きに乗換え、「松平郷」バス停下車。徒歩約5分 |
ご利益 | 出世運向上、勝負運向上、恋愛成就のほか、厄除け、心願成就、家内安全、合格祈願、学業成就、病気平癒など |
露店・屋台 | 無 |
公式サイト | http://www.matsudairagou.jp/about/toshogu.html |
鬼祭|赤鬼・青鬼が暴れまわる豊橋の奇祭
豊橋市の安久美神戸神明社で行われる「鬼祭」。
こちらも千年以上の歴史を持ち、国の重要無形民俗文化財に指定されています。
最大の見どころは、赤鬼と天狗のからかい。
赤鬼が町を暴れまわり、豆や団子をまき散らす姿は迫力満点。
観客にとっては驚きと笑いが同時に訪れるユニークな場面ですね。
鬼に追われることで厄を払う意味もあり、地元では「無病息災の祭り」として親しまれています。
開催日 | 毎年2月10日と11日 |
開催場所 | 安久美神戸神明社 |
アクセス | JR東海道本線「豊橋駅」から豊橋鉄道東田本線「豊橋公園前」~徒歩2分 |
ご利益 | 厄除けと夏病みしない |
露店・屋台 | 有 |
公式サイト | https://toyohashi-shinmeisha.jp/ |
豊年祭|奇抜な御神体を担ぐ豊穣祈願の祭り
犬山市の大縣神社で行われる「豊年祭」。
五穀豊穣や子孫繁栄を祈る祭りで、独特の御神体を担ぐことで全国的に知られています。
見どころは、巨大な御神体が御輿に乗せられて町を練り歩く光景。
観客は笑いと興味を交えながら見守り、祭りはユーモラスで明るい雰囲気に包まれます。
観光客にとっても「ここでしか体験できない」インパクト抜群の祭りです。
開催日 | 毎年3月15日以前の日曜日 |
開催場所 | 愛知県犬山市の大縣神社姫の宮 |
アクセス | ◎名古屋駅より 名鉄名古屋駅より鵜沼または新可児行電車にて犬山駅下車 犬山駅3・4番線ホームより平安通行電車にて2つ目「楽田駅」下車 改札を出て正面「いたつ内科クリニック」の左横の県道をそのまま直進。正面に見える山の麓が神社です。(徒歩20分) タクシーで5分 |
ご利益 | 五穀豊穣、国家安泰、子宝、安産、縁結び、夫婦円満 |
露店・屋台 | 有 |
公式サイト | http://ooagata.urdr.weblife.me/index.html |
犬山祭|豪華な山車が夜空を彩るユネスコ無形文化遺産
犬山市の針綱神社で行われる「犬山祭」。
360年以上の歴史を持ち、ユネスコ無形文化遺産にも登録されています。
見どころは、13輌の山車に取り付けられた「からくり人形」と、夜に灯る365個の提灯。
昼は人形芝居の妙技に驚き、夜は提灯の幻想的な光景に魅了されます。
城下町犬山の街並みとともに楽しめるため、観光との相性も抜群。日本の伝統美を体感したい方におすすめです。
開催日 | 毎年4月の第1土曜日と日曜日の2日間 |
開催場所 | 愛知県犬山市の犬山城下町一帯 |
アクセス | 最寄り駅は名鉄犬山線の犬山遊園駅または犬山駅で、どちらからも徒歩約15分~20分 |
ご利益 | 安産、子授け、長寿 |
露店・屋台 | 有 |
公式サイト | https://www.haritsunajinja.com/ |
潮干祭|海とともに生きる町の誇り
知多市の神前神社で行われる「潮干祭」。
海上安全と豊漁を祈願する行事として、江戸時代から続いています。
見どころは、海辺を勇壮に進む山車の姿。
青い海と豪華な山車のコントラストは絵画のように美しく、写真映え間違いなしです。
海風を感じながら見物すれば、知多ならではの漁師町の文化に触れられます。
観光と海の幸グルメを組み合わせれば、旅の満足度も高まりますね。
開催日 | 毎年5月3日と4日 |
開催場所 | 愛知県半田市亀崎町の神前神社周辺および潮干の浜 |
アクセス | JR武豊線の「亀崎駅」下車、徒歩約10分 |
ご利益 | 国家の安寧や、子孫繁栄、航海安全、健康など |
露店・屋台 | 無 |
公式サイト | https://shiohi-matsuri.jp/ |
天王まつり|日本三大川祭りのひとつ
津島市の津島神社で行われる「天王まつり」。
京都の祇園祭、大阪の天神祭と並ぶ「日本三大川祭り」のひとつです。
最大の見どころは、川に浮かぶ「車楽船(だんじりぶね)」。
夜になると数百の提灯が灯され、川面に映る光景は幻想的そのもの。
昼間の勇壮な行列と、夜の幻想的な船渡御、両方を楽しめるのが大きな魅力です。
愛知を代表する夏祭りとして全国から観光客が訪れます。
開催日 | 7月26日(土)・27日(日)の2日間 |
開催場所 | 愛知県津島市の天王川公園(天王川)および津島神社 |
アクセス | 東名阪自動車道「弥富IC」より約15分 東海北陸自動車道「一宮稲沢北IC」より約30分 |
ご利益 | 疫病除け・厄除け・災難除け |
露店・屋台 | 出店有 |
公式サイト | https://tsushimajinja.or.jp/ |
挙母祭り|豪華な山車が曳き回される豊田の大祭
豊田市の挙母神社で行われる「挙母祭り」。
約350年の歴史を誇り、豊田市の秋を代表する一大イベントです。
見どころは、精巧な彫刻を施した山車の曳き回し。
掛け声とともに坂道を駆け上がる場面は迫力があり、観客の熱気も最高潮に達します。
夜には山車に提灯が灯され、幻想的な姿に変わるのも見逃せません。
秋の紅葉とあわせて訪れれば、旅情あふれるひとときを過ごせます。
開催日 | 愛知県豊田市で毎年10月第3日曜日 |
開催場所 | 豊田市挙母町周辺の市街地と挙母神社の敷地内 |
アクセス | 愛知環状鉄道「新豊田」駅から徒歩17分 |
ご利益 | 安産、初宮詣り、七五三詣り |
露店・屋台 | 毎年10月の第3日曜日とその前日の2日間 |
公式サイト | https://www.koromojinja.com/%E6%8C%99%E6%AF%8D%E7%A5%AD%E3%82%8A/ |
愛知県の神社祭りに関するよくある質問
こんな疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
愛知県のお祭り旅行を計画する際に役立つ質問を下記にまとめましたので参考にしてみてください。